うちらはフェンダー以外興味ないけぇ

2/13日に発売されたPerfumeの「Fan service Prima Box」
売れ行きも好調ということで、もう、Perfume人気も本格的に高まってきたなと感じる今日この頃。

今日入ったラーメン屋でいきなりかかったのが「マカロニ」だった。
いきなり私はラッキーボーイ。二日酔いの後には幸せが。(←ねぇよ!)
(掟、いや、起きて最初の食事にとんこつラーメンを選んだのは大きな間違い、そして不幸だったが。)

飲み屋で隣の席の女子大生風情が、
「こないだPerfume見たよ!」と言っていた。
いや、発言した本人は映画の方の事を言っていたようなのだけど、
仲間の一人が「あ。知ってる〜。このポリリズム〜♪」と反応していた。

そろそろうちの母親も、
香椎由宇かしゆかが別人である事に気が付いてくれるだろう。
今度実家に帰ったら、名古屋にまでライブに行った事や握手会に行った事を話して
思いっきり将来を心配されよう。
なんならお見合いぐらいセッティングしてくれても良いよ!かあちゃん
んで、兄貴には「お前、あ〜ちゃんが一番好きとかありえねぇよ」とか言われよう。
でも絶対、親父はあ〜ちゃん派だから問題ない。(←何がよ)
ふんだふんだあ〜ちゃんの魅力は生で見なきゃ絶対分かんないんだもんねふんだ。

さて、完全にタイトルから話がずれてしまった。
話題にしたかったのは、「Prima Box」のDVDに収録されている
モノクロームエフェクト」のPVの事なのだ。

若き、初々しき3人。
(でも今より老けて見えるのは俺だけですか?)
基本は3人のダンスシーンを中心に、時折数パターンのカットが挿入される。

そのうちの一つに3人が楽器を演奏している(風)シーンがある。
楽器分担は下記の通り。

あ〜ちゃん:ベース
かしゆか:ギター
のっち:キーボード

楽器好きの性か、
やはりそれぞれのディティールが気になってう。

かしゆかのギターは、エレキギター永遠の大定番ストラトキャスター。(以下ストラト
エレキギターの歴史を作ったと言っても過言ではない、
天才レオ・フェンダーによって1954年に発表されたモデル。
ヴィンテージギターに興味のある方ならすぐに分かると思うが、
かしゆかが手にしているギターは1959年以降の仕様。
フィンガーボード(左手で弦を押さえる部分)が濃い茶色のローズウッドという材で作られている。※①
パッと見、他に主たる特徴は無い。
ボディのカラーリングは3トーンサンバーストと呼ばれる、ストラトで最も一般的なカラーリングである。
注目して頂きたいのは、細かい部分であるが※②の部分。
ここにネジが打たれているのが確認できるだろう。ここがポイント。
このネジはボディを覆っているピックガードという白いパーツ(実際には電気系統のパーツをマウントする役割も果たしている)をボディに固定する為に打たれている木ネジなのだが、この位置が1962〜3年を境に位置を変えるのだ。
1962年製までのギターは、かしゆかの手にするこのギターの位置。
それ以降のギターはもっとボディエンドよりへ位置を変える。
よってこのギターは1959年〜1962年のギターと推測できる。
だが、ヴィンテージギターの価格が高騰している現在、この年代のギターは市場相場でおよそ300万円程度。タマ数も少ない。
もっさんの私物ならともかく、レンタルすることは難しいだろうから、その年代をモデルにした復刻モデルであろう。

あ〜ちゃんのベースは、こちらもフェンダージャズベース。
これもベースの超大定番モデルで、Perfumeフリークとしてもすっかり御馴染み、亀田誠治氏をはじめとして、プロミュージシャンの使用も数限りないほどだ。
あ〜ちゃんの手にするこのベースは特徴的な仕様がいくつも見て取れるので、識別は比較的容易。
まず、ネックの仕様。
ネックの外周の白い縁取りの様なライン。これはバインディングと呼ばれるもの。
さらに、フレット数を示すマーク(ポジションマーク)がブロックインレイと呼ばれる長方形のもの。※③
いずれも、1966年以降の仕様。
さらに、フロントピックアップを囲むピックガードがブラック。※④
よく見えないがヴォリューム、トーンのノブはストラトと同タイプではない。
この二つで1974年〜1976年の仕様だと分かる。
(ブラックピックガードは74年〜76年くらいに出現し、ノブは76〜77年頃にストラトと同じタイプに切り替わるので)

ちなみにかしゆかも、あ〜ちゃんもピック弾きですね。
あ〜ちゃんにはスラップが似合うと思うよ!

で、のっちのキーボードはfender RhodesのmkI stagepianoかな・・?
すみません。鍵盤は担当外・・・。
(のっちは担当内だけどね!!)


という事を考えると、かしゆかだけ60年代。
あ〜ちゃんとのっちは70年代という時代考証になるわけです。
3人の格好とか見ると70年代を意識したのかな?という感じなので、
ここは是非かしゆかのギターもラージヘッドの70年代仕様で攻めて欲しかったけど・・。
単にかしゆかがお父さんのギター使ってたって設定に脳内で組みなおせば、全然O.Kだもんね。ふんだふんだ。

でも、見事にフェンダー製品で統一したセンスは流石。
あ〜ちゃんがタイトルの様にフェンダー指定したかは分からないけど、
ともかく関さんお疲れ様でしたと。

でも、実際に三人が楽器やるとしたら、
ダンスのリズムの取り方とか考えると、
のっちとかしゆかはリズム楽器。
のっちはドラム。(経験あるしね)
かしゆかはベース。
あ〜ちゃんは上モノ、ギターとか鍵盤が良さそうです。